• #69 「なぜ日本では“カウンセリング”が根付かないのか」
    Jul 6 2026

    悩みがある時、つらい時、心が限界に近い時。
本来であれば、誰かに相談したり、専門家の支援を受けたりすることは、自然な選択肢であっていいはずです。

    しかし日本では、カウンセリングに対して、

    「自分で何とかしなければいけない」
「人に話すのは恥ずかしい」
「そこまで大げさなことではない」

    と感じてしまう人も少なくありません。

    今回は、日本でカウンセリングが広がりにくい背景を、我慢や恥の意識、学校教育でのメンタルヘルス教育、海外との違い、そしてカウンセラーという専門職の評価という視点から考えます。

    カウンセリングは、特別な人だけのものではありません。
誰もが安心して利用できる、心を支える大切な社会資源です。

    相談することが弱さではなく、自分を守る力として受け止められる社会へ。

    そのために、私たちの意識と制度をどう変えていけるのか。
一緒に考えていきます。

    Show More Show Less
    14 mins
  • #68 「“カウンセリング”は、もっと身近な支えになれないのか」
    Jul 5 2026

    今回は、「カウンセリングは、もっと身近な支えになれないのか」をテーマにお話しします。


    カウンセリングと聞くと、まだ少し特別なもの、深刻な悩みを抱えた人だけが利用するもの、という印象を持つ方もいるかもしれません。


    しかし本来、カウンセリングは、心が限界になる前に、自分の気持ちや状況を整理し、一人で抱え込まないための大切な支えです。


    東京都の「こころのLINE相談」や、若者支援の拠点である「きみまも@歌舞伎町」などの事例を紹介しながら、相談につながるまでのハードル、カウンセラーの役割、そして支援する側の働き方や処遇の課題について考えます。


    相談することは、弱さではありません。

    誰もが安心して「話してみよう」と思える社会へ。


    カウンセリングを、もっと暮らしの近くに置くために、私たちに何ができるのかを一緒に考えていきます。

    Show More Show Less
    13 mins
  • #67 「“よりよく生きる”って、どういうこと?」
    Jul 3 2026

    最近よく耳にする「ウェルビーイング」という言葉。


    幸せ、健康、安心、つながり、自分らしさ。

    どれも大切ですが、ウェルビーイングは単に「前向きに生きること」や「個人の心の持ちよう」だけではありません。


    病気や障害があっても、子育てや介護に向き合っていても、孤立や不安を抱えていても、必要な支えにつながり、自分の人生を自分で選べること。


    その人が、その人らしく暮らしていける社会のあり方こそが問われています。


    今回は、社会福祉士の視点から、ウェルビーイングを生活実感に引き寄せながら、福祉、教育、医療、介護、まちづくり、そして東京都政とどうつながるのかを考えます。


    「よりよく生きる」とは何か。

    それは特別な誰かの話ではなく、私たち一人ひとりの暮らしに関わるテーマです。


    ぜひお聴きください。

    Show More Show Less
    13 mins
  • #66 “学びの格差”は、AIで広がるのか、縮まるのか
    Jul 2 2026

    AIは、子どもたちの可能性を広げるのか。

    それとも、学びの格差を新しい形で固定してしまうのか。


    東京都教育委員会は2026年6月、「都立学校AI Lab」の開始を公表しました。都立学校の生徒が、生成AIなどのデジタル技術を活用し、社会や地域の課題解決に挑戦する取り組みです。


    とても前向きな動きです。

    AIを使って問いを立て、仲間と考え、社会課題に向き合う。

    これからの学びにとって、大きな可能性があります。


    ただ一方で、見落としてはいけないこともあります。


    学校ごとの設備差。

    家庭のICT環境。

    先生方の支援体制。

    そして、AIを「使える子」と「使えない子」の差。


    新しい技術は、使い方によっては格差を縮める力になります。

    しかし、届く子にだけ届く仕組みになれば、格差を広げることにもなりかねません。


    今回は、東京都の新たな取り組みを紹介しながら、AI時代の教育に本当に必要な視点を考えます。


    先進的な教育を進めるほど、誰も取り残さない設計になっているか。

    AIを、子どもたち一人ひとりの可能性を広げるものにできるか。


    学び×福祉×政治の視点から、これからの教育のあり方を一緒に考えていきます。

    Show More Show Less
    13 mins
  • #65 「“逃げる場所がない子ども”を、東京は受け止められているのか」
    Jul 1 2026

    今回は、「“逃げる場所がない子ども”を、東京は受け止められているのか」をテーマにお話しします。


    東京都は2026年6月、家庭などに居場所がない子ども・若者を支えるため、「東京都子供若者シェルター・相談支援事業」に取り組む団体の募集を公表しました。


    家にいられない。

    でも、どこに相談すればいいかわからない。

    安心して眠れる場所がない。


    そうした子どもや若者のしんどさは、外から見えにくいまま深刻化していくことがあります。


    今回のCROSSROADSでは、子ども・若者にとっての「逃げる場所」が、なぜ甘やかしではなく命綱なのかを考えます。


    また、東京都が進めるシェルター・相談支援、若者の相談支援に取り組む医療機関との接続などを紹介しながら、家庭、学校、医療、福祉、地域がどのように子どもを受け止めていくべきかをお伝えします。


    これは、単なる治安の話ではありません。

    子ども・若者の安全保障の話です。


    本人が限界になる前に、どこまで早く、やわらかく支援につながれるか。

    東京のこれからの子ども・若者支援を、一緒に考えていきます。

    Show More Show Less
    13 mins
  • #64 「“学校の先生が足りない”を、現場の努力で支え続けていいのか」
    Jun 26 2026

    今回は、学校の先生の働き方改革について考えます。

    「先生が足りない」
「先生が忙しすぎる」
こうした言葉を、最近よく耳にするようになりました。

    しかしこれは、教員だけの問題ではありません。

    先生に余白がなくなると、子どもの小さな変化に気づく時間も減ってしまいます。
いじめ、不登校、家庭の困りごと、特別な配慮が必要な子どもへの伴走。
学校現場には、授業以外にも多くの役割が集まっています。

    東京都教育委員会は、学校の働き方改革推進に向けた有識者会議を開催し、デジタル技術やデータ活用も含めた業務の見直しを進めようとしています。

    これは重要な前進です。

    一方で、有識者会議を開くだけで現場が変わるわけではありません。
どのような人が議論に参加しているのか。
現場の声は届いているのか。
新しい考え方や外部の視点を取り入れ、学校に本当の余白を生み出せるのか。

    先生の働き方改革は、先生を守るためだけのものではありません。
子どもたちが安心して学び、困ったときに気づいてもらえる学校を守るための改革です。

    「学校の先生が足りない」を、現場の努力だけで支え続けていいのか。
今回は、東京都の動きも踏まえながら、学校改革の本質について考えます。

    Show More Show Less
    13 mins
  • #63「“介護の人手不足”を、もう現場の根性で支えてよいのか」
    Jun 25 2026

    今回のテーマは、介護人材不足です。


    東京都は2026年3月、東京都介護現場革新会議を開催し、介護人材関連施策や、生産性向上に向けた取組について議論しました。


    また、東京都の介護職員需給推計では、令和12年度に約47,000人の不足が見込まれており、介護人材の確保・定着・育成は、東京の大きな課題となっています。


    介護人材不足は、単に「人が足りない」という話ではありません。


    人が集まらない。

    働き続けにくい。

    現場で人を育てる余裕がない。

    記録や事務に追われ、利用者と向き合う時間が削られる。

    そして、そのしわ寄せは、介護を受ける本人だけでなく、家族や地域にも広がっていきます。


    今回のCROSSROADSでは、東京都が進める介護現場の生産性向上、介護DX人材の育成、訪問介護への支援、小中学生向けの福祉の仕事キャリア教育プログラム、福祉職のイメージアップキャンペーンなどを紹介しながら、介護を支える人を、社会全体でどう支えていくのかを考えます。


    介護は、誰かの善意や使命感だけに頼り続けてよい仕事ではありません。


    介護を受ける人の尊厳を守るためには、介護をする人の尊厳も守られなければならない。


    感謝の言葉だけでなく、制度と予算と仕組みで支えることが必要です。


    介護の未来は、介護現場だけで決まるものではありません。

    私たち社会全体が、介護をどう位置付けるのか。


    その問いを、今回一緒に考えていきます。

    Show More Show Less
    17 mins
  • #62 「“障害理解”はイベントで終わっていないか」
    Jun 23 2026

    東京都は2026年6月、

    「2026TOKYO共生社会 障害理解啓発キャラバン」の開催を公表しました。


    デフ・パラアスリートによるトークや体験ワークショップ、手話通訳、要約筆記、ヒアリングループ席などを備え、共生社会に向けた「最初の一歩」を促す取り組みです。


    障害理解は、とても大切です。

    知らなかったことを知る。

    見えていなかった困りごとに気づく。

    その一歩には大きな意味があります。


    ただ、理解や共感だけで、社会は本当に変わるのでしょうか。


    学校、職場、地域、交通、店舗、情報発信の現場で、障害のある人が日常的に参加しやすい仕組みになっているのか。

    必要な配慮が、誰かの善意や現場の努力だけに任されていないか。


    障害理解は、「知って終わり」ではありません。

    配慮が必要な人が自然に参加できる設計につながって、初めて意味を持ちます。


    今回は、東京都の啓発事業を入口に、

    理解をどう仕組みに変えていくのか。

    共生社会を、イベントの中だけでなく日常にどう広げていくのか。


    一緒に考えていきます。


    政治ニュースを、わかる言葉で。

    福祉を、身近なテーマとして。

    ぜひお聴きください。

    Show More Show Less
    14 mins