• 20260609 07:33am Echoes in the Mist (Binaural recording)
    Jun 8 2026
    空と大地が出会う、知覚できないほどの境界線。音は外側から響くのではなく、湿度そのものから滲み出てくる。機械と野生、その記憶の層が宙に浮遊している。耳を澄ませてほしい。世界はこの湿り気を通して呼吸し、そこに存在したという確かな『痕跡』だけを残している。20260609 07:33am Echoes in the Mist (Binaural recording)Integrated Loudness: -30.0LUFSMicrophone: Adphox BME-200Rec..
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    6 mins
  • 20260607 01:29am Liquid Stillness (Binaural recording)
    Jun 7 2026
    6月の深夜1時半、道志川と水田の境界で録音された本作は、没入感のある音の風景を切り取ったものです。降り続く雨によって増水した川の力強い流れと、田んぼへと注ぎ込む水のうねりが重なり合います。その水音のシンフォニーの中では、シュレーゲルアオガエル、カジカガエル、そしてニホンアマガエルの鳴き声が闇夜に響き渡ります。水の轟音と生命の鼓動が深夜の闇の中でひとつに溶け合った時に生まれる、深く、流動的な静寂を探求する作品です。20260607 01:29am Liquid Stillnes..
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    7 mins
  • 20260517 09:24pm Frogs in an Open Reed Field (HPL Binaural)
    May 17 2026
    葦原が、夜をひらいている。少し前までは、人の声や足音、
ホタルを見に来た人たちの気配が漂っていた。
場所が空になるまでには時間がかかり、
そこからまた始まるにも、少しの間が必要になる。その痕跡が遠のくと、
蛙たちは一定の気配として落ち着いていく――
開けた場に広がるシュレーゲルアオガエルの声。
それは密な塊にはならず、
間合いを残しながら広がっていく。ここでは音の在り方が少し違う。
囲い込まれるものがない。
音は外へ向かい、
葦の上を滑るように低く広がっていく。残るのは静けさ..
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    16 mins
  • 20260516 10:38pm When Only Frogs Remain (HPL Binaural)
    May 16 2026
    夜更けを過ぎると、同じ場所は別の均衡を保っている。鳥たちは引き、池に水はない。そこに残るのは、途切れることのない音の場――鳴き続けるシュレーゲルアオガエルたち。その声は暗がりを均一な密度で満たし、コーラスというよりは、途切れない面のように広がっている。ときおり草むらで何かが動き、かすかな気配が通り過ぎていくが、夜の支配を揺るがすことはない。ここには時間を測る指標がほとんどない。移り変わりも、明確な転換もない。ただ、持続だけがある。高次アンビソニックスで収録されたこの音は、出来..
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    26 mins
  • 20260512 06:39pm Forty Minutes of Dusk Transformation (HPL Binaural)
    May 12 2026
    夕暮れが池に降りてくるとき、そこには耳を澄ます気配がある。名残のように残る鶯や画眉鳥の声は、薄れていく光の中に漂いながら、空の色が失われるにつれて、まばらになっていく。その合間の静けさの中で、別の気配が満ちてくる――はじめは微かで、空気そのものに紛れるほどに。水がゆっくりと戻りはじめると、滴りは静かで規則的な時間を刻む。そして、はっきりした境目もないままに、蛙たちが鳴きはじめる。空にあった気配は地へと近づき、散っていた声はひとつの響きへと集まっていく。鳥の声は夜の湿り気の中へ..
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    41 mins
  • 20260509 02:05pm Kajika Frogs by a Stream, with Distant City Noise (HPL2 Binaural)
    May 9 2026
    街の縁にある細い谷で、午後の光の中、澄んだ流れが石の上を絶えず渡っていく。岩の隙間から鳴くカジカガエルの声が、水と谷に運ばれ、反響して広がる。そのあいだに、かすかに残るものがある ——遠くの道路の気配。この静けさが完全ではないことを示している。自然と人の気配が、一瞬だけ重なり、同じ流れの中をともに進んでいく時間。20260509 02:05pm Kajika Frogs by a Stream, with Distant City Noise (HPL2 Binaural)I..
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    10 mins
  • 20260506 07:03pm A Hidden Mill in the Sky
    May 6 2026
    たなびく鯉の上で、何かが回っている——ふだんの耳には届かないまま、気づかれずに。小さな回転体が風を刻み、その動きは静かな軋みへと変わる、まるで密やかに働く臼のように。それは音というより、最初は気配として現れた。戸外で「聴くこと」を学ぶワークショップの最中に。人の声が消え、時間がほどけたあと、ひとりでポールのもとへ戻り、触れることで聴くためのマイクを当てた。立ち上がってきたのは、鯉の軽やかなはためきではなく、奥底で続く労働だった。風がゆっくりと挽かれ、振動へと変わる、物質を通し..
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    6 mins
  • 20260414 04:41am Morning Finds Its Way Back (HPL Binaural)
    Apr 13 2026
    夜明け、周囲が大きく開けた場所で収録された音。
夜の緊張がほどけ、鳥たちが鳴き始めるその瞬間を待った。
聞き慣れた声に混じり、ケラやズク類といった、普段あまり耳にしない鳥の音が滑り込んでくる。
その一瞬、日常からわずかにずれた、別の世界に迷い込んだような錯覚があった。重なり合う層が奥行きを生み、
距離が折りたたまれるように響く中で、
朝は静かに、またここへ戻ってくる。20260414 04:41am Morning Finds Its Way Back (HPL Binaur..
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    19 mins