#26 バチカンのサン・ピエトロ大聖堂。地下に眠る漁師の記憶、ミケランジェロの『ピエタ』に宿る魂、そして551段の階段を越えて辿り着くローマの頂へ
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旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第26回は、バチカン市国の中心にして、人類至高の美が詰まった「サン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)」を徹底解説します。
まずは大聖堂の真下、歴代教皇が眠る「グロッテ」へ。 実は、この大聖堂の名前になっている聖ペトロは、もともとはごく普通の漁師でした。そんな一人の男性の墓が、なぜ世界最大の教会の基軸となったのか?2000年前の質素な記憶と、現在の豪華な建物の意外な繋がりを紐解きます。
地上に上がり見上げる天井の文字が実は2メートル以上の巨大なモザイクであるという、計算され尽くしたスケール感の秘密。24歳のミケランジェロが刻んだ唯一の署名入り傑作『ピエタ』。そして、ベルニーニが古代遺跡パンテオンの青銅を剥ぎ取ってまで作り上げた、高さ29メートルの巨大天蓋「バルダッキーノ」。
旅のクライマックスは、自らの足で登るクーポラ(大ドーム)。 二重構造の壁の間を、体が斜めになりながら登る過酷な320段の階段。その先に待っていたのは、ベルニーニが設計した「天国の鍵」を象徴する広場と、360度パノラマで広がるローマの街並みでした。 美、歴史、信仰、そして肉体的な体験。これらがどう結びついて一つの感動になるのか。サン・ピエトロ大聖堂の真の姿に迫ります。
【今回のハイライト:こんなことがわかります】
・地下墓所「グロッテ」:なぜサン・ピエトロ大聖堂はこの場所でなければならなかったのか。
・聖ペトロの素顔:ガリラヤ湖の漁師が、いかにして教会の礎となったのか。
・大聖堂のスケール感:見上げる文字は人の背丈より大きい? 遠近感を狂わせる建築のデザイン技術。
・ミケランジェロの『ピエタ』:若き天才が忍び込んで署名を刻んだ、情熱のエピソード。
・ベルニーニのバルダッキーノ:ねじれた柱に込められた意味と、パンテオンから剥ぎ取られた青銅の行方。
・クーポラ登頂体験:ドームの二重構造の隙間を歩く。斜めの壁がもたらす不思議な身体感覚。