• #22 ビガーゲーム
    May 26 2026

    今回はケンスケが週末に龍谷大学で受けてきた二日間のワークショップ「ザ・ビガーゲーム」を、じっくり振り返ります。

    コーチングの源流のひとつ、CTIの創設者が開発したというこのゲーム。いつもの領域、渇望、譲れない目的、大胆な行動など9つの領域を、床に並べたカードの上を実際に歩きながらたどっていくものだそうです。盤の中心に置かれているのは大胆な行動。そこを起点に、行きつ戻りつしながら、なりたい自分へ少しずつ近づいていきます。ただ場所を移すだけで気持ちが動いていく。その不思議な体感を、受けてきたばかりのケンスケが、ひとつずつ言葉にしていきます。

    ひとつのゲームは、早ければ十分ほど。深めたければ、もっと時間をかけてもいい。コーチングを学んでいない人でも触れられる懐の広さや、自分のツールとして自由に使える範囲と、ワークショップを開くための資格・ライセンスの線引きについても、ふたりで確かめながら話しました。

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    47 mins
  • #21 Howieガイドと実例
    May 19 2026

    今回のs56ラジオは、ゴールデンウィーク明けの近況報告から始まり、本題はマネーフォワード社で起きたGitHubへの不正アクセスに関する一件を取り上げます。

    前回お話ししたポストモーテムとHowieガイドの続編として、ちょうど世間を騒がせている大きなインシデントを題材に、外から眺めたときに何がどこまで見えるのかをゆっくり整理していきます。

    リポジトリのコピー、流出した可能性のある370件のカード情報、本番データベースは無事との公式発表。事実だけを並べると一見筋が通っているのに、現場の感覚からするとどこか腑に落ちない。その引っかかりがどこから来るのか、ソースコードに何が紛れ込みうるのか、本番データとテスト環境の扱いという業界の事情にも触れながら、あくまで邪推という前置きのもとで話を進めます。

    透明性のある一次情報を出すことが、なぜ企業にとっての生き残り戦略になり得るのか。ダメージコントロールという言葉の本来の意味、そして二次情報の質は一次情報の質に支えられているという最近の気づきまで。エンジニアでない方にも、現代の情報の受け取り方を考える一助になれば幸いです。

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    46 mins
  • #20 ポストモーテムとhowieレポート
    May 6 2026

    今回のs56.fmは、SRE(サイトリアビリティエンジニアリング)の文脈で語られる「ポストモーテム」を題材に、障害報告のあり方を二人で掘り下げました。

    きっかけはEtsy社が公開した障害対応ガイド、そしてその集大成とも言える「Howie レポート」。約60ページにおよぶ英語ドキュメントを読み解きながら、調査官のアサイン、キャリブレーションミーティング、ナラティブの構築といったプロセスを順に追いかけていきます。

    話の中心となるのは、主観と客観、そして後知恵(ハインドサイト)や反実仮想(カウンターファクチャー)を切り分け、事実を丁寧に積み上げていく作法。民族誌学のトライアンギュレーションにも通じる考え方で、「結末を知っているからこそ人は賢く動ける」という罠を避け、再発防止につながる再生可能な記録を残すための工夫です。

    後半は、ブレイムレスからブレイムアウェアへの変化、コーチングのベンチレーションとの相性、ホラクラシーのファシリテーションにまで話題が広がりました。失敗を糧にできるチームのあり方について、ゆっくり考える回になっています。

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    51 mins
  • #19 セグメンテーション
    Apr 26 2026

    今回は「コーチ」という言葉の曖昧さから話がはじまります。野球コーチやアジャイルコーチのように手ほどきをする立場と、ICFのように答えを教えないコーチ。同じ呼び名でもやっていることはまったく違うのではないか、という前提をまず二人で整理しました。

    そこから話題は「セグメンテーション」というキーワードへ。ランニングアプリStravaの区間設定、カラオケ採点の分解、正拳突きという技が生まれた経緯、さらにはチーム名のつけ方まで、一見バラバラに見える営みの根っこには同じ構造があるのではないか、という仮説を掘り下げていきます。唯一無二のアナログな世界を、あえて区切って名前をつけてみることで、人ははじめて再利用できる知恵として扱えるようになる。その過程そのものが、コーチングの仕事と重なってくるという話です。後半では、感情に名前をつけて追いかけるコーチングの実践にも触れ、気がつけば幕末と薩摩隼人の話題まで脱線。ゆるやかに広がっていく対話を、そのままお届けします。

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    47 mins
  • #18 クライアント体験
    Apr 17 2026

    コーチングの話をしている僕らだけど、そういえば自分たちが「受けた側」の話ってあんまりしてこなかったよね、ということで今回はケンスケとリョーのクライアント体験を掘り下げてみました。

    そもそも「クライアント」って言葉、コーチング界隈では当たり前に使うけど、よく考えると独特な響きがある。コーチャブルとかスポンサーとか、周辺の言葉も整理しつつ、本題へ。

    ケンスケが語ってくれたのは、初めてコーチングを受けたときに感じた「自由になった」という感覚の話。こうしなければならない、発言しなければならないと無意識に自分を縛っていたものが外れた瞬間。対話が深まる中で親との関係性にまで遡り、そこで得た気づきが日常の仕事にまで影響したという体験は、コーチングのリアルな一面だと思います。

    一方で、コーチ自身が揺れていたセッションの話や、リョーが息子と一緒にシステムコーチングを受けたときの話も。子ども扱いせず二人のクライアントとしてフラットに扱われたことで、息子が理路整然と語り出した瞬間の驚きは、システムコーチングならではのエピソードでした。

    コーチとして活動していると、受けた側の体験を語る機会は意外と少ない。しかも一緒に受けた相手がいるシステムコーチングでは、どこまでオープンにできるかという葛藤もある。そのあたりの正直な温度感も含めて、今回はなかなか貴重な回になりました。

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    45 mins
  • #17 演劇とコーチング
    Apr 2 2026

    今回のテーマは「演劇とコーチング」。

    ケンスケが最近受けた演劇ワークショップの話から、二人の会話が転がっていく。子供の頃は「ただのごっこ遊び」だと思っていた演劇。大学時代に劇団サークルを覗きに行った話、半年かけて外部講師のもとで演劇を体験した話など、それぞれの演劇との距離感を振り返りながら、いつの間にかコーチングとの接点が見えてくる。

    ワークショップでは、場の設定と役割だけを決めて即興で演じるという体験をしたという。居酒屋の店員役として注文を聞いたり、こぼしたものを掃除したり。台本のない中で体を動かし、その場に反応していく感覚は、コーチングのセッションとどこか通じるものがあるのかもしれない。

    「演劇をやったら仕事になりますか」と聞かれたら、それは違う。でも、コーチとして人の前に立つこととの繋がりは、確かにありそうだ。40代になって気づく、意外な点と線の話。

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    51 mins
  • #16 相談の仕方
    Mar 21 2026

    前回の「相談」をテーマにした回を受けて、ケンスケの中にちょっとした変化があったらしい。困ったらすぐドラえもんに「助けて」と言えるのび太。あのためらいのなさ、何をしてほしいかの明確さ、相手への絶対的な信頼。よく考えたらあれは相談のお手本なんじゃないか、という話になりました。

    実際にケンスケは息子にのび太の絵を描いてもらい、デスクに貼って日々の仕事で「助けて」を言いやすくする実験中とのこと。両からは、デザイン思考のスーパーマンメソッドとの共通点や、相談相手を「もしドラえもんだったら」と仮定して話すテクニックも飛び出します。

    後半は確定申告の疲れから奥さんに共感を求めたら正論が返ってきた話、フリーレンの魔族の気遣いに似ているという謎の例え、iPhoneのマイナンバー読み取り。修行時代の思い出など、相変わらずの脱線っぷり。相談についてまじめに考えつつ、ゆるく笑える回です。

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    32 mins
  • #15 相談を考える
    Feb 22 2026

    誰かに相談する、誰かから相談を受ける。日常的にやっていることなのに、その構造について立ち止まって考えることってあまりない。

    今回は「相談」そのものを分解してみました。相談って何のためにやるのか、どうすればうまく情報を引き出せるのか、そしてよく混同されがちなコーチングとの違いは何なのか。

    エキスパートとして知識を提供する場面と、コーチとして相手の中にある答えを引き出す場面。似ているようで、やっていることはまるで違う。そのあたりの話を、いつも通りゆるく、でもわりと真面目に掘り下げています。

    相談を受ける機会が多い人、逆に相談するのが苦手な人、どちらにも何かしら引っかかるところがあるんじゃないかと思います。

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    21 mins